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トラブルシューティング
bve-autopilot プラグインの基本的な使い方を理解するにはまずチュートリアルをやってみてください。チュートリアルが上手くいかなかったり、自分で bve-autopilot 用の改造を行ってもうまく動かなかったりするときにこのトラブルシューティングを参考にしてください。
シナリオ起動後、そのままブレーキを緩めてみてください。ATO の発進ボタンを押すまで ATO がブレーキをかけているので、ブレーキを緩めようとしてもブレーキは半分までしか緩まないはずです。もしブレーキが完全に緩んでしまう場合は bve-autopilot プラグインが正しく組み込まれていません。
できますが、同時に使用する他のプラグインも DetailManager.dll での使用に対応している必要があります。
なお、他の TASC/ATO プラグインとの同時使用は誤動作の原因となるのでやめてください。
まず、設定ファイルがない状態でシナリオを起動し、ブレーキを緩めてみてください。TASC が転動防止ブレーキをかけているので、ブレーキは半分くらいまでしか緩まないはずです。この動きを確認したら、今度は設定ファイルに
[braking]
standbybrakerate = 1
とだけ記載してシナリオを起動しブレーキを緩めてみてください。転動防止ブレーキが強くなっているのでブレーキは先ほどよりも緩まないはずです。もし先ほどと同じようにブレーキが緩むなら設定ファイルが読み込めていません。
- 設定ファイルの置き場所は正しいですか? bve-autopilot.dll と同じフォルダーの中に置いてください。
- 設定ファイルの名前は autopilot.ini になっていますか? (bve-autopilot.ini ではありません。)
TASC が自動でブレーキをかけようとする気配が一切ない場合は……
- 路線のマップファイル内に停止位置設定地上子を正しく設定しましたか?
- 地上子の種別番号・プラグインに送る値・設置位置は正しいですか?
- 相対式停止位置設定地上子を使用している場合は、前の駅の停止位置より手前に次の駅の停止位置設定地上子を置いていませんか? 前の駅を過ぎた後に次の駅の停止位置設定地上子を置いてください。
- TASC が無効状態になっていませんか?
- デフォルトのキー設定では、レバーサー切かつ非常ブレーキの時に
0
のキーを押すと ATO と TASC の有効・無効が切り替わります。うっかりキーを操作しませんでしたか? (ATO の発進ボタンと同じキーなので注意してください。) - autopilot.ini ファイルで起動時のモードを TASC 無効状態に設定していませんか?
- デフォルトのキー設定では、レバーサー切かつ非常ブレーキの時に
- 路線のマップファイル内に停止位置設定地上子を正しく設定しましたか?
- 地上子の種別番号・プラグインに送る値・設置位置は正しいですか?
- 停止位置設定地上子はブレーキをかけ始める地点よりも手前に設置してください。地上子の場所が停止位置に近すぎるとブレーキが間に合いません。
- 同じ停止位置に対して複数の停止位置設定地上子を置いている場合、全ての地上子が同じ停止位置を指すように設定してありますか? 減速中に停止位置が変わると正確な位置に止まれない恐れがあります。
- 地上子を通過するときの速度が低いほど精度が上がるので、地上子を停止位置から離れた場所にしか設置していない場合は停止位置の直前にも設置してみてください。
- autopilot.ini ファイルで設定した最大減速度が、実際の車両の常用最大ブレーキの減速度と違っていませんか?
- 停止位置の手前に勾配がある場合は、ブレーキをかけ始める地点よりも手前に勾配設定地上子を設置して誤差を補正してください。
なお、停止位置の精度は車両の性能によって変化します。
- ブレーキの応答が早いほど停止位置の精度が上がります。
- ブレーキ指令に対する減速度が途中で変化する場合 (例えば電気ブレーキから空気ブレーキに切り替わると減速度が少し上がるなど)、停止位置の精度が下がる要因になります。
- レバーサーを切 (中立) にし非常ブレーキをかけてから、モード切替ボタンを押して TASC と ATO を無効に切り替えてください。
- デフォルトでは、モード切替ボタンは (テンキーでない方の)
0
です。 - autopilot.ini ファイルでモード切替ボタンを別のボタンに設定した場合はそれを押してください。
- モード切替ボタンを押すたびに、モードは「ATO と TASC 両方有効」「TASC のみ有効」「どちらも無効」の順で切り替わります。
- デフォルトでは、モード切替ボタンは (テンキーでない方の)
- レバーサー・ブレーキ・マスコンを手動で操作して、正しい位置まで列車を動かしてください。
- レバーサーを切 (中立) にし非常ブレーキをかけてから、モード切替ボタンを押して TASC (と ATO) を有効に切り替えてください。
- デフォルトでは、ATO は自動的には発進しません。発進ボタンを押して発進させてください。それでもダメなら下の「発進ボタンを押しても発進しません」を読んでください。
- 自動発進設定地上子を置けばドアが閉まった後に自動で発進させることができます。
自動発進設定地上子を置いたのに自動で発進しない場合は、
- 自動発進設定地上子の種別番号・プラグインに送る値・設置位置は正しいですか?
- 手動で発進ボタンを押したら発進するか確認してみてください。手動で発進できる条件が整っていないときは自動でも発進できません。下の「発進ボタンを押しても発進しません」を読んでください。
- ATO が無効状態になっていませんか?
- デフォルトのキー設定では、レバーサー切かつ非常ブレーキの時に
0
のキーを押すと ATO と TASC の有効・無効が切り替わります。うっかりキーを操作しませんでしたか? (発進ボタンと同じキーなので注意してください。) - autopilot.ini ファイルで起動時のモードを ATO 無効状態に設定していませんか? ATO を有効に切り替えてください。
- デフォルトのキー設定では、レバーサー切かつ非常ブレーキの時に
- ドアは閉まっていますか?
- レバーサーを前進に切り替えましたか?
- ブレーキを解除しましたか?
- 正しいボタンを押していますか?
- デフォルトでは発進ボタンは (テンキーでない方の)
0
です。 - autopilot.ini ファイルで発進ボタンを別のボタンに設定した場合はそれを押してください。
- デフォルトでは発進ボタンは (テンキーでない方の)
何らかの方法で ATO に制限速度を設定しない限り、ATO はずっと車両を加速させ続けます。以下のどれかの方法で ATO に加速をやめさせてください。
- 制限速度設定地上子を設置し、ATO が制限速度以下で運転するようにする。
- 信号速度設定地上子を設置し、ATO が信号に応じた速度で運転するようにする。
- 目標時刻設定地上子を設置し、ATO がダイヤに応じた速度で運転するようにする。
- 制限速度のかかっている区間や信号の手前では、加速をしても直後にブレーキをかけることになる場合は加速をしないことがあります。どうしても加速したい場合は手動で加速してください。
- 制限速度設定地上子で誤った速度を設定していませんか? 制限速度のかかっている区間を過ぎたあと制限速度を解除するための制限速度設定地上子を置き忘れていませんか?
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信号速度設定地上子で誤った速度を設定していませんか?
- 信号インデックスに対する速度を設定していない場合、信号インデックス仕様に書いてあるデフォルトの信号速度が使用されるので、想定と異なる速度になる場合があります。適宜信号速度設定地上子を設置して、信号速度を設定してください。
- 目標時刻設定地上子を設定していませんか? その場合は目標時刻に合わせるため適度な速度で加速が止まります。
- 制限速度設定地上子を設置してください。
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制限速度設定地上子は、より手前にある制限速度区間のものから順番に設置してください。より後にある地上子の情報はより前にある地上子の情報を上書きします。(v1.2 以降は制限速度設定地上子の順序は自由です)
制限速度設定地上子を置いたのに制限速度を超えてしまう場合は、
- 地上子の種別番号・プラグインに送る値・設置位置は正しいですか?
- 制限速度設定地上子には複数の種別番号があり、それぞれ独立して制限速度を設定できます。種別番号を間違えていないかよく確認してください。
まず、上の「ATO が制限速度を無視します」のところを読んでください。それでもダメなら、
- 勾配設定地上子を設置してください。
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勾配設定地上子は、より手前にある勾配区間のものから順番に設置してください。より後にある地上子の情報はより前にある地上子の情報を上書きします。(v1.2 以降は勾配設定地上子の順序は自由です)
勾配設定地上子を置いたのに制限速度を超えてしまう場合は、
- 地上子の種別番号・プラグインに送る値・設置位置は正しいですか?
- 地上子の設置位置から実際に下り勾配が始まる地点までの距離が短いと減速が間に合わないことがあります。地上子を十分に手前に設置してください。
信号方式が ATC の場合:
- 信号インデックスと制限速度の対応が信号インデックス仕様に書いてあるデフォルトと異なる場合は、路線のスタート地点に信号速度設定地上子を置いて速度を設定してください。
信号方式が ATC でない場合:
- 路線のスタート地点に信号速度設定地上子を置いて速度を設定してください。
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信号現示受信地上子をそれぞれの信号機の手前に設置して、信号の現示がプラグインに伝わるようにしてください。
- 路線の種類によっては、スタート地点に互換モード設定地上子を置いて互換モードを設定することで、もともと置かれている他のプラグイン用の地上子を流用して信号現示を伝えることができます。
- 信号が停止以外に変わってから、発進ボタンを押して再発進してください。
- 信号が変わる前に発進ボタンを押しても再発進できますが、信号を無視して進んでしまう (冒進する) 恐れがあります。
- 急に強いブレーキがかかる場合は、停止位置設定地上子や制限速度設定地上子や信号現示受信地上子の位置が後方すぎる可能性があります。原因になっていると思われる地上子をより手前に設置してみてください。
- 減速中に速いペースで小刻みにブレーキの強さが往復する (例: B4→B5→B4→B5→B4→……) 場合は
粘着係数が低く設定されているシナリオではスリップしやすくなることがあります。目標減速度設定地上子で低めの目標減速度を設定してみてください。