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File metadata and controls

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1. Azure Monitor ブック / パラメータ機能を理解する

作成したクエリーを可視化させるため、Azure Monitor カスタムブックを作成していきます。
ここでは、可視化ブックで重要となる「パラメータ」機能について演習を行います。

2. AzureMonitor ブック演習

2.1 新規にブックを作成する

  • Microsoft Sentinel を確認し、「ブック」を開きます。
  • 「Workbook の追加」を行います。

image

2.2 パラメータの追加

  • 「編集」ボタンを押して、デフォルトに含まれる不要なクエリーを削除します。
  • 「追加」を押して、「パラメータの追加」を選びます。
    image
  • 「パラメータの追加」を以下のように設定します。

パラメータ Time

parameter value
パラメータ名 Time
表示名 Time
パラメータの型 時間の範囲の選択
必要
説明 過去時間の選択(お好みの文言を入れる)
使用可能な時間の範囲 (お好みで)

パラメータ FlowStatus

parameter value
パラメータ名 FlowStatus
表示名 FlowStatus
パラメータの型 ドロップダウン
データの取得元 JSON
JSON 入力 (以下jsonアレイ型を参考に)
[
    { "value":"Allowed", "label":"許可" },
    { "value":"Denied", "label":"拒否"}
]

パラメータ FlowDirection

parameter value
パラメータ名 FlowDirection
表示名 FlowDirection
パラメータの型 ドロップダウン
データの取得元 JSON
JSON 入力 (以下jsonアレイ型を参考に)
[
    { "value":"Outbound", "label":"出力" },
    { "value":"Inbound", "label":"入力"}
]

パラメータ SrcIp

parameter value
パラメータ名 SrcIp
表示名 送信元IP
パラメータの型 テキスト
パラメータフィールドのスタイル 標準
説明 過去時間の選択(お好みの文言を入れる)
使用可能な時間の範囲 (お好みで)

パラメータ DstIp

parameter value
パラメータ名 DstIp
表示名 宛先IP
パラメータの型 テキスト
パラメータフィールドのスタイル 標準
説明 過去時間の選択(お好みの文言を入れる)
使用可能な時間の範囲 (お好みで)

パラメータ L7Protocol

parameter value
パラメータ名 L7Protocol
表示名 アプリ
パラメータの型 ドロップダウン
複数選択を許可する 有効化
データの取得元 クエリ
ドロップダウンに含める すべて
NTANetAnalytics
| distinct L7Protocol

パラメータの設定イメージは以下の通りです。 image

2.3 クエリー(表)の追加

  • 「追加」より、前項で実施した Kusto クエリー (LogAnalytics) を追加します。
  • 以下のクエリーを「Log Analytics ワークスペース ログ (Analytics) クエリ」に追加します。
  • 「時間範囲」を一番下に表示される「時間の範囲のパラメータ : Time」に選択します。
    • 時間範囲のパラメータは、クエリー内に where Timegenated > ago(1d) のような条件が無くても、パラメータから引き継がれてクエリーに反映されます。
  • パラメータを反映させるように、フローステータス、送信元IP、宛先IP を読み出すようにクエリーを設定します。
    • where "{SrcIp:lable}" == "" or ipv4_is_match(SrcIp, "{SrcIp}") の例では、送信元IPの値が空 "" でも表示、もしくは ipv4_is_match による送信元IPフィルタがかかるようにクエリーを設定します。
    • where "{L7Protocol:lable}" == "All" or L7Protocol in ({L7Protocol}) の例では、L7Protocol の値が ALL (全て) を設定した場合、もしくは 複数設定による L7Protocol によるフィルターでクエリーを設定します。

ポイント
パラメータが単一の場合、パラメータが Null の場合でも表示させるようにする、パラメータが複数を許可している場合、全てを押した場合でも表示されるように Kusto クエリーを留意する必要があります。


NTANetAnalytics
| where FlowStatus == "{FlowStatus}"
| where FlowDirection == "{FlowDirection}"
| where "{SrcIp:lable}" == "" or ipv4_is_match(SrcIp, "{SrcIp}")
| where "{DstIp:lable}" == "" or ipv4_is_match(DestIp, "{DstIp}")
| where "{L7Protocol:lable}" == "All" or L7Protocol in ({L7Protocol})
| project FlowDirection,FlowStatus,FlowType,SrcIp,DestIp,DestPort,L4Protocol,L7Protocol,BytesSrcToDest,BytesDestToSrc

image

2.4 クエリー(表)のアレンジ

見栄えを良くするために、以下クエリー項目の設定を行います。

  • 「視覚化」を「グリッド」に設定
  • 「詳細設定」に移り、以下を設定
    • 「ステップ名」を「SearchVnetFlowLog」に変更
    • 「編集中でないときに [Excel にエクスポート] ボタンを表示する」を有効
    • 「グラフのタイトル」を「VNET フローログ 検索クエリー」に変更
  • 「スタイル」に移り、以下を設定
    • 「この項目をユーザー設定の幅にします」にチェック
    • 「コンテンツ周りに境界線を表示します」を有効化

image

3. 保存

作成したブックに名前を付けて保存して下さい。